10月後半頃より、それまであまり流行っていなかった幼稚園や保育園でもインフルエンザウイルス感染が増えてきています。
インフルエンザウイルス感染症は、大半が発熱、倦怠感、頭痛、関節痛などの症状が数日続いて徐々に軽快していきますが、時に気管支炎や肺炎、熱性痙攣、脳炎・脳症など重症な病態を引き起こします。
特に5歳未満の乳幼児で重症化しやすく、入院のリスクが高くなると言われています。
ワクチンを接種することで感染を完全に抑制することはできませんが、重症化を抑えることはできます。
インフルエンザ感染率が最も高く、また合併症リスクが高いのは子どもです。
ワクチンを打てない生後6か月未満の乳児の場合、周りの大人の方がワクチンを接種することで子ども自身を守ることができます。ご自身が接種されると、周囲への感染の広がりを抑えることも可能です。
インフルエンザワクチンは生後6か月から接種可能で、13歳未満は原則2回接種が必要です。
重篤な症状が起こる確率は稀ですが、小さなお子さんを守るためにワクチン接種は非常に有効な手段と考えます。
当院では毎週土曜日の16時~18時の間にインフルエンザワクチン接種を行っています。ご予約はお電話いただくか、直接受付にお声がけください。
是非、積極的にインフルエンザワクチンを接種してください。