だんだんと寒くなってきて、肌が乾燥しやすい季節になってきました。
お子さんのスキンケア、疎かになっていませんか?
お肌をきれいに保つことは非常に大切で、この10年ほどアレルギー業界ではスキンケアの徹底が最大のトピックスと言っても過言ではありません。
新生児期から毎日しっかり保湿剤を使って痒みの無い肌をキープする、湿疹ができたら速やかに治療する、ことが大切です。
湿疹のまま放っておいた期間が長いほどその後の食物アレルギーのリスクが高まったり、スキンケアを徹底することで食物アレルギーの発症を抑制できるという調査結果が報告されています。
湿疹(アトピー性皮膚炎)はすべてのアレルギー疾患の源になり得ます。
湿疹を作らない、湿疹ができたらすばやく治すことが肝要です。
日頃から保湿剤を使ってスキンケアに努めましょう。
保湿剤は病院から処方されるものの他に、市販されているものでも保湿成分(セラミドなど)をしっかり含んだいいものがあります。
基本的にはお肌に合うものであれば何でも大丈夫ですが、1点だけ注意が必要です。肌に湿疹があるときは食物成分(ピーナッツオイル、オリーブオイル、オレンジ成分など)を含んだ保湿剤は使わない方が無難です。経皮感作を起こす可能性がありますので、注意が必要です。もちろん肌に湿疹が全く無くてきれいな場合は、問題ありません。
乾燥しやすい冬もしっかり保湿をして、もっちりプルプルのお肌をキープしましょう。
ホームページ内アレルギー科のページでもアトピー性皮膚炎や経皮感作のことなどを詳しく解説しています。参考にしてみてください。